こんにちは。
今回は、くもんとスタディサプリ小学生講座を徹底比較します。
元くもんスタッフであり、スタディサプリ経験者でもある私が実体験で感じたことも伝えます。

・くもんとスタディサプリでどちらにするか悩んでいる
・くもんとスタディサプリを比較した分かりやすい表を見たい
・通う形の学習塾とインターネット予備校のメリット・デメリットを知りたい
このような悩みを持っている方には必見です!
🖊 この記事で分かること
✔ 学習方法・対象学年・実施科目/難易度・料金・口コミをくもんとスタディサプリで徹底比較した結果
✔ 学習塾・インターネット予備校のそれぞれの強み・弱み
✔ 元くもんスタッフ・スタディサプリ経験者から見た意見・裏側
では、序文はこれぐらいにして、本文にいきましょう。
Contents
くもんとスタディサプリ徹底比較① 実施科目・難易度

さっそく、くもんとスタディサプリを徹底比較していきましょう!
はじめの、比較内容は「実施科目・難易度」です。
実施科目 | 難易度 | |
くもん | 国・算・英 | 基礎 |
スタディサプリ | 国・算・理・社 | 基礎~応用 |
表:くもんとスタディサプリの実施科目・難易度比較
表のように、科目数と難易度で違いが見られます。くもんは主要3科目に対し、スタディサプリは英語以外の4科目をカバーしています。
英語の有無が科目については悩むタネになりそうですね。「グローバル化・社会人になれば英語が必須」とよく聞く現代において、小学生から英語を学び始めるかは悩みます。
くもんの英語について「【元くもんスタッフから見た】公文式英語学習の効果・評判まとめ」でまとめているので、参考程度に見てください。
次に、難易度について、それぞれ解説していきます。
くもんの難易度
くもんは基礎を徹底しています。
この基礎の徹底は、国・算・英のどの科目にも当てはまります。もし、くもんに通ったことがある方は、全員共感してもらえるはずです。
どの科目も応用問題はほとんどなく、難易度は人によりますが、比較的簡単だと思われます。そのため、基本をほとんどマスターしている人や様々なレベルの問題を取り組みたい方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
教材内容・学習方法については、また後ほど説明します。
スタディサプリの難易度
スタディサプリはどの科目も2つのコース(基礎講座・応用講座)があり、基礎~応用まで対応しています。
基礎講座は「小学校教科書レベル」、応用講座は「中学受験レベル」となっています。
基礎のレベルは、はじめて学ぶ人をイメージしており、安心して新しい分野の勉強を始めることができます。また、応用講座もあるので、基本問題ではもの足りない人は、追加料金なしで、更に問題を解くことが可能です。
難易度の面では、公文と比較して、スタディサプリの方が各個人のレベルで調整しやすいかと思われます。
くもんとスタディサプリ徹底比較② 学習方法

今回の比較内容は、「学習方法」です。
学習方法 | 質問が可能かどうか | |
くもん | プリント学習 | 可 |
スタディサプリ | ビデオ学習 | 不可 |
表:くもんとスタディサプリの学習方法比較
くもんはプリント学習に対し、スタディサプリは自宅等でのビデオ学習です。また、くもんは、学習塾のため先生が存在しますが、スタディサプリはオンライン学習のため、分からない部分があっても質問することができません。
勉強形式は、人それぞれだと思いますが、質問ができるか出来ないかは大きな差だと思われます。
それぞれについて、少し詳しく解説します。
くもんの学習方法
くもんの学習方法は主に【プリント学習】です。そのため、先生対生徒形式の講義は一切なく、生徒自身で問題を解きます。

生徒自身で問題を解きはじめ、もし分からなければ先生に質問し解決すれば、また生徒自身で解きます。
先ほど述べましたが、詰まれば先生に質問できる点がスタディサプリと比較して、大きく異なる点です。ただし、注意事項があります。
くもんの先生は、教育のプロではありません!
言ってしまえば、近所のおばちゃん・おじちゃんです。
そのため、ヒントや解き方の教え方もその先生次第であり、そこに生徒が不安を抱く可能性はあります。ただ、悪い先生はいないので、きちんと理解するまで教えてもらえます。
スタディサプリの学習方法
スタディサプリは、完全なオンラインビデオ学習です。スマホ1台で、いつでもどこでも学習することができます。

主に「授業の視聴」⇒「オリジナルテキストによる理解度確認」の順序で、学習を進めます。1回15分の講義で、先生は全てプロの方です。
オンラインビデオ学習のため、何度も視聴することや動画の停止・再開が可能であり、自身のペースで、より確実に力を身に付けることができます。
問題点として、通常のコースでは、質問することができないことが挙げられます。生徒の疑問や質問に対しては、親または周りの人が対応する必要があります。
くもんとスタディサプリを徹底比較③ 対象者

今回の比較内容は「対象者」です。
対象者 | 対象学年 | |
くもん |
・自分で学ぶ力を付けたい生徒 ・学年を超えて進めたい生徒 |
0歳~(年齢制限なし) |
スタディサプリ |
・予習も復習も両方取り組みたい生徒 ・親が子供の勉強状況を把握したい生徒 |
小学4年生~ |
表:くもんとスタディサプリの対象者比較
くもんは学習塾のため、ある程度学習する時間・宿題の量が決まっています。そのため、復習することはあまりなく、予習がメインとなります。また、くもんは0歳から始めることができ、学年などによって悩む必要がありません。
スタディサプリは、くもんとは違い、自宅学習のため自分で勉強する量を調整できます。そのため、各個人に合わせて、予習・復習両方に時間を割くことができます。しかし、対象学年は小学4年生からのため、学年の壁は生じます。
では、それぞれ簡単に解説します。
くもんの対象者・対象学年
くもんは、先生が宿題の量や授業のプリントを生徒の力に合わせて、調整します。もちろん生徒の要望にも合わせて、プリント内容は考えられています。
しかし、1週間または次の塾の日までのプリントの枚数(おおよそ1日1教科につき1枚or2枚)は決まっています。そのため、くもんの学習による予習と復習両方を行うことは難しいです。
学習形式でも紹介したように、くもんは基本自力で問題を解かなければなりません。そのため、自分で考える力を付けたい方には、くもんがおすすめです。
また、対象学年は0歳からとなっており、いつでもくもんに入会できます。
スタディサプリの対象者・対象学年
ビデオ学習の良いところは、学年関係なくどの勉強をしてもいいことです。下の画像をご覧ください。

画像にあるように、スタディサプリは戻り学習・先取り学習の両方に対応しています。そのため、自身の進捗具合に合わせて学習を進めたり、戻すこともできます。先取り学習は他の学習塾でもよくある取り組みですが、戻り学習をしっかりできるのが、スタディサプリの利点だと思われます。
ただし、対象学年が小学4年生~のため、小学3年生より前の部分で詰まった場合には、他の教材で解決する必要があります。
スタディサプリはまなレポ(保護者用管理画面)を導入しています。

このシステムによって、親が生徒の学習時間・進捗状況を把握できます。もし、息子・娘が勉強しているか不安に思っても、これでバッチリ安心です!親の「勉強したの?」という発言も減るので、面倒なケンカも減るかと思われます(笑)ただし、子供がまじめに勉強しているときに限りますが…
くもんと比べて、スタディサプリは親が管理する形になるので、安心度は高いと思います。
くもんとスタディサプリを徹底比較④ 月謝・料金

今回の比較内容は、「月謝・料金」です。
月謝 | 年間料金 | 入学金 | 教材費 | |
くもん | ①7,700円 | ①92,400円 | 無 | 無 |
②7,150円 | ②85,800円 | |||
スタディサプリ | 2,178円 | 26,316円 | 無 | 1冊につき1,320円(自身で印刷すれば0円) |
表:くもん1科目とスタディサプリの月謝・料金比較
※上記の料金は全て税込価格です。
※くもんの価格は1科目当たりの値段です。もし、3科目となれば3倍になります。
※くもんは①東京都・神奈川県に所在する教室と②東京都・神奈川県以外の地域に所在する教室とで料金が変わります。
表を見たら分かるように、くもんと比較して、スタディサプリの方が圧倒的に安いです。さらに、スタディサプリの方が4科目対応しており、くもんよりお得感が満載です。
ただし、注意点として2つあります。
ー懸念事項-
①大人になるまで必須ともいわれる英語がスタディサプリ小学生講座には含まれない
②先生への質問ができない
どちらかを選ぶかは人それぞれですが、これら2つの大きな違いをしっかり検討して、自身の目的に合っている方を選んでください!
このスタディサプリの圧倒的な安さには、正直惹かれますね(笑)
くもんとスタディサプリを徹底比較⑤ 口コミ・評判

今回の比較内容は、「口コミ・評判」です。
良い点 | 気になる点 | |
くもん |
・くもんの先生が親身に対応してくれる ・楽しく、複数科目を短時間で勉強できる |
・先生がプロではない ・単純な問題の繰り返しで新鮮味がない |
スタディサプリ |
・低料金で一流の先生の授業を受けられる ・好きな時間でやれるため、他の習い事と被らない |
・親の管理がないと、なかなか自分で勉強しない ・説明、問題数が少ない |
表:くもんとスタディサプリの評判・口コミ比較
主に今まで取り上げたくもんとスタディサプリのメリット・デメリットについての口コミ・評判でした。他にもいくつかあるので、紹介していきます。
くもんの口コミ・評判
さっそく、くもんのいい評判・気になる評判を見ていきましょう!
ーくもんの良い評判・口コミー
✔ くもんの先生が親身に対応してくれる
✔ 楽しく複数科目を短時間で勉強できる
✔ 学校の成績が伸びていることを感じる
くもんの先生は、どの教室も優しく、生徒のことを1番に思って親身になって、対応してくれます。これは、評判の多さから特定の教室だけではなく、どの教室にも当てはまると思います。
また、くもんでは3科目を長くても、2時間以内には終わらせるため、他の習い事と同じ日でも時間を確保できます。他の学習塾では、1科目に60分以上費やすところもあるため、効率よく学習を進めることが可能です。
くもんの勉強は【学校のテストで高得点を取る勉強】です。
教材の特徴にあるように、基礎を徹底しているため、基本問題が多い小学校のテストには良い効果が顕著に出ます。学校の成績アップは間違いないでしょう。
ーくもんの気になる評判・口コミー
・先生がプロではない
・単純な問題の繰り返しで新鮮味がない
先述した通り、くもんの先生は教育関係のプロではありません。そのため、英語など実践的な力が問われる科目においては、先生の力を不安視する評判も多かったです。
どんな先生がいるかについては「【元KUMONスタッフから見た】本当の公文の評判・おすすめ科目は?」でまとめています。
くもんは基本的な問題をひたすら繰り返す傾向があります。くもん式の指導は基本的に「定着するまで同じ内容を復習する」です。そのため、新鮮味を感じにくいのかもしれません。しかし、繰り返すことで、間違いなく基礎の力が身に付くので我慢してやり続けるしかないです。
スタディサプリの評判・口コミ
次にスタディサプリの良い評判・気になる評判を見ていきましょう!
ースタディサプリの良い評判ー
✔ 低料金で一流の先生の授業を受けられる
✔ 好きな時間でやれるため、他の習い事と被らない
✔ 退会と再入会が気楽に・自由にできる
やはり、スタディサプリの圧倒的な魅力は破格的な値段設定。
他の学習塾では値段が高すぎるため、初めの1歩に躊躇するかもしれませんが、スタディサプリならお試し感覚で始めることができます。教えてくれる先生もどこかで見たことがある1流の先生しかいません。そのため、安心して学習に取り組めます。
また、くもんと比較しても、より自由な時間に学習することが可能です。1授業15分のため、すこしの空き時間で学習することもできます。
スタディサプリはオンラインのため、退会・再入会が自由です。もし、自分に合わないと思えば、すぐに辞めることも可能です。
塾などでは、辞める際に引き留められるなどの面倒ごとがあるかもしれませんが、スタディサプリでは全くありません。
ースタディサプリの気になる評判・口コミー
・親の管理がないと、なかなか自分で勉強しない、親次第
・説明、問題数が少ない
どこか別の場所で勉強するのではなく、自宅学習とほぼ同じ環境のため、モチベーションの維持が大事になります。また、自ら進んで勉強しない子供にとっては、親の管理が重要です。スタディサプリの勉強法は子供の性格によって、合う・合わない子が大きく分かれます。
「説明、問題数が少ない」、この評判も多かったです。ビデオ学習⇒理解度確認のテキスト問題のため、問題数が少ないです。類題を解く練習ができず、他の問題に対応できない可能性があります。
まとめ:くもんとスタディサプリどちらがおすすめ?

今回は、くもんとスタディサプリを徹底比較してみました。いかがでしたか?
比較して分かったことをかるくまとめます。
🖊 まとめ
✔ くもんの強み ⇒ 基礎の徹底力・全年齢対象・先生の存在
✔ くもんの弱み ⇒ 基礎のみ・単純な問題の繰り返し
✔ スタディサプリの強み ⇒ 圧倒的安さ・予習、復習両方に対応・時間自由
✔ スタディサプリの弱み ⇒ 英語が無い・質問ができない
くもん・スタディサプリのメリット・デメリットをまとめましたが、それぞれの特徴に合う・合わない生徒がいると思うので、ぜひ体験学習をおこなってください。
個人的な意見ですが、小学校の間はくもんをはじめとする学習塾をおすすめします。小学生の間は、勉強する意味が分からず、やらされている感の子供もいると思います。そのため、勉強に対するモチベーションの維持が難しいです。環境を変えて、自動で勉強のスイッチを入れさせることが小学生の間では重要ではないかと感じます。
最後になりますが、くもんと大手英会話教室の徹底比較もしているので、興味があれば、「くもん英語と大手英会話教室を5つの点で徹底比較!【保存版】」をご覧ください。