はじめまして。私は公文で過去に2年間働いており、その時に直接見て感じたこと・実際に公文はおすすめなのかを書いてます。「公文に行くか悩んでいる」・「公文ってどんな塾?」という方には必見です!
最後には、公文はどんな子供にあっているかをまとめているので、時間の無い方はそちらですぐにわかるので、そちらだけでも見てください😊
◎この記事で分かること!!
・公文の現在の状況や仕組み
・どのような子供さんにKUMONが適しているの?うちの子はKUMONの形式に合ってる?
・公文の先生って教育関係のプロなの?それとも教育関係未経験者?
・国・数・英 どれがおすすめ? ※他にも元スタッフだからこそ感じたことを随所に書いています!
Contents
くもんの現状と仕組み

まず、はじめに公文の現在の状況や仕組み(生徒はどのように勉強するの?・どんな先生がいるの?など)を見ていきましょう!もし、知っていれば飛ばしてください。
現在の公文
くもんは現在次のような状況です。
・教室数:国内 16100ヶ所
海外 8800ヶ所
・0~社会人までを対象としており、すべての人が通うことが可能
海外展開もしており、国内も多数の教室が開校されているため、どの町にもあります😊また、どの年齢にも対応しているのも強みですね!
生徒はどうやって勉強するの?
ここは誰もが気になりますよね、きちんと解説するのでご安心を!
ー登校してから帰宅するまでの流れー
1⃣登校すると、先生から生徒に適した枚数のプリントが渡されます。
2⃣生徒自身で解きはじめます。もし、途中で分からなければ先生に聞くことも可能です。
3⃣解き終わると、生徒自身で先生に提出します。
4⃣先生が採点している間に、生徒は他の強化のプリントをするか、学校の宿題をして待ちます。
5⃣採点が終わり次第、先生からプリントが返却されるため、生徒各自で間違った部分をなおします。
6⃣3~5を繰り返して全部のプリントを100点にします。これで終了です。
7⃣帰宅時に宿題をもらいます。
※間違いは基本各自で解きますが、分からなければ先生に聞きに行くこともできます。ヒントを求めて先生の机へ来る子も多いので、間違っても安心してリトライできます!
もし、公文の公式教材の内容を詳しく知りたければ下記の動画をみてください👍
くもんの先生ってどんな人?

・公文の先生って教育関係のプロなの?
・そもそも指導経験あるの?
公文の先生はプロではありません(他の塾の先生は、元教育学部の先生が多いイメージですが...)。
また、アルバイトスタッフも学生さんや主婦であることが多く、その方々も元教育関係の仕事ではないことが大いにあり得ます。事実、私もまったく教職関係の授業を受けたことがなく、教育学部出身でもないです。
公文のHPでも、「公文の先生のほぼ半分は指導未経験」と公表しています。どのような人が先生なのかは下のURLから見れます!
https://www.kumon.ne.jp/inst/boshu/nareruno.html?lid=4
しかし、今まで私が出会ってきた先生方のほとんどが、他の塾の教師にも劣らないほど、生徒に対して熱心・丁寧でした。生徒1人1人としっかりコミュニケーションをとり、準備・対策をしています。印象としてはフレンドリーな先生が多いです。
※私の見解ですが、くもんは「プリント学習」が中心のため、先生の指導力を重視していないのではないかと思います。それよりは、生徒とのコミュニケーション力や管理する力が重視されているイメージがあります。
くもんの月謝は高い?低い?
くもんの値段は下記の表を参考にしてください。
幼児・小学生 | 中学生 | 高校生 | |
東京都・神奈川県に所在する教室 | 7700円 | 8800円 | 9900円 |
上記以外の地域に所在する教室 | 7150円 | 8250円 | 9350円 |
表の値段は、生徒1人あたり1教科の月会費(対象教科:算数・数学、英語、国語)です。
英語の勉強でE-pencilを用いるため、この器材を購入するのに別途6,600円(税込)必要となります。
※ただ、教室によっては、レンタルもしているため、こちらは0円になる可能性があります。
1教科あたりで考えると高いですが、入学金や教材費は0です。
他には、クーラー代などありますが、それは教室によって異なるので、近所の公文の先生に聞いてみるしかありません。
元スタッフからみた5つのおすすめpoint

元くもんスタッフからみた、くもんのおすすめPoint5選を紹介します!
※もしかしたら、いくつかのことは教室によって異なるかもしれません…
Point①教材のレベルが細かく分かれており、生徒に適した問題を取り組むことができる!
各教科15以上のレベルに分かれており、0歳・幼稚園生から社会人まで対応できます。プリント学習のため、授業においていかれる不安や解いている内容が全く分からない不安は無いと思います!また、例題もしっかりあり、プリントは持ち帰れるため、家でも復習をできます。
Point②生徒ごとに進捗状況を書いている冊子によって、生徒に対応したスピードで学ぶことが可能!
この冊子は、教室で解いた問題数・正答率や宿題の進捗状況が書かれており、生徒の状況を常に把握することが可能です。そのため、生徒に適したプリント数や難易度で学習に取り組めます!もし、途中で問題が分からなくても、冊子の記録のおかげで、分からなくなり始めた部分から、すぐにやり直しができます。
この冊子によって、くもんの先生方は常にマンツーマンではなくても生徒の状況を把握しています。
Point③小さいお子さんも安心!親御さんも近くの席に座って、一緒に問題を取り組める
0歳から幼稚園までは、近くに親がいないと安心して、プリントに取り組めないお子さんもいると思います。公文では、そのようなお子さんのために、親御さんに近くの席に座ってもらい、お子さんが安心・集中して取り組めるよう環境を整えます。
Point④くもんでTOEFL Primary®・漢検を受けることが可能
小学校や中学校では、TOEFL Primary®・漢検を受験する機会がなかなか見つからないと思います。公文では数ヶ月に1回、TOEFL Primary®・漢検を開催するため、力がついたと感じた段階で、力試しとして気軽に受験することが可能です!
早い段階で資格を取ることは、後々大きな恩恵を得ることができます。また、お子さんにとっては、自信となり、勉強のモチベーションが上がると思います😊
Point⑤くもん公式バッグがもらえる!
point⑤だけ、薄いように感じるかもしれませんが、それは大人だからです(笑)
公文を数ヶ月続けると、公文のバッグをもらえます。結構目立つので、1回はどこかで見たことがあると思います。大人には分からないかもしれませんが、意外とこのバッグ、もらった時は生徒さんに好評です(笑)生徒さんが小学生以下に限りますが…(笑)
くもんのおすすめ科目は?

【くもん おすすめ科目】これはだれもが気になることだと思います。学習法はすべて同じなのですが、オススメ度はそれぞれの科目で全く異なります。
それぞれのオススメ度は…
国語:★★★☆☆
算数:★★★★★
英語:★☆☆☆☆
算数が1番オススメで、その次に国語・英語となっています。
なぜ、オススメできるのか・オススメできないのか、それぞれの科目を解説します。
※国語は本当に人ぞれぞれなので、省きます。
算数は計算力が身につく!?
まずは、1番おすすめの算数を受講するメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
✔ 類題を何題も解くので、確実に基礎が身につく
✔ 数多くの問題をこなすため、計算力・正確性が身につく
これが1番算数をオススメする理由です。くもんの算数をやっているかいないかで計算力・正確性は圧倒的に違います。
✔ 先生の目から見ると、間違いなくどの子も国語や英語より確実に伸びている
1枚あたりの問題数が多いので、地道な練習が結果につながっているように感じます。
【デメリット】
・応用問題が無いため、応用問題への対応力は人それぞれ
・計算問題を解くのが嫌いになってしまう可能性がある
メリットでも触れたように、ひたすら問題数をこなすため、算数がイヤイヤになってしまう子も少なくありません。
くもんの算数を数ヶ月するだけで、間違いなく伸びると思いますが、伸びるまで問題数をひたすら解くので、伸びる時期までにイヤイヤにならないかがカギとなります。
また、算数・数学の勉強について、公文の公式Youtubeでも解説しているので、ぜひ見てください。
英語はおすすめしない!?
英語をおすすめにはしていない理由も踏まえ、メリット・デメリットを紹介します。

【メリット】
✔ 学校で学習するより早い段階で、英語に触れられる
実際に小学生で中学校3年生の勉強している子もいました。ただ、これは個人差があります。
✔ ケアレスミスが減る
ピリオド(.)などのケアレスミスもしっかり採点するので、学校の本番のテストでのケアレスミス防止に繋がります。
✔ リスニング・スピーキングも鍛えられる
E-pencilによって、リスニングも対応できます。
また、英語担当の先生による発音練習もあるため、スピーキングにも対応可能です。
【デメリット】
・単語力が身につかない子が多い(致命的)
くもんの英語は「文が多くあり、それを真似するだけで答えが分かる」という特徴があります。一見、良いように思えますが、考えずに答えを求めてしまう子も多く、単語の意味が身につかないことも・・・
※実際に、数ヶ月英語を勉強しても【Ⅰ】や【He】など初歩的な意味が分からない子もいました。
・文法の解説不足により、文法力が身につくかは疑問
文法の解説があまり詳しくなく、量も少ないため、文法の理解に苦しむ可能性が大きくあります。
もちろん英語を受講するメリットは上記のように確実にあります。しかし、デメリットの「単語力・文法力が身につかない」が致命的に感じます。
おすすめはあまりしませんが、他の英会話教室や塾に英語だけのために通うと、お金が多くかかってしまうため、「学校で学習するより早い段階で、英語に触れられる」という点では、英語を受講する価値があると思います。
⇒英語の詳細についてまとめています。【元くもんスタッフから見た】公文式英語学習の効果・評判まとめ】
また、英語についても、くもん公式YouTubeで解説しているので、詳しく知りたいときは見てください。
まとめ:くもんはどういう子供におすすめなのか?

くもんは下記のような子供におすすめです。
✔ 塾のような厳しい環境ではなく、楽しくゆるい雰囲気で学びたい
✔ 自分の学習ペースで進めたい
✔ 先生と会話するのが苦手…
✔ 短時間で複数の科目を学びたい
✔ 考えるより、体で覚える形で勉強したい
小学生の間に、勉強がいやになってしまうと、後々に響きます。楽しく学びたい子には、公文を絶対おすすめします。
逆に、しっかりと学びたい子にはおすすめできません。
数学・英語のデメリットのように、もちろん公文に合わない子もいるので、ぜひお近くの公文教室の先生に聞いてみてください。丁寧に教えてもらえるはずです。